大阪高電の車両は東京地下鉄銀座線と同一のサイズと両数でありますが、性能としては高頻度運行を支えるため、阪神電車のジェットカー並みとなっています。大阪高電において高加速度車両、いわゆる「新性能車」が登場した1960年以降の車両を見ていきましょう。

営業車両

・1000形(1960年~)

ステンレス車体とパイオニア台車が特徴的な車両。高電の高加減速度車時代の幕開けを飾る。セミステンレス製。16m車の2両編成と4両編成から成る。

・1700形(1962年~)

 1000形をベースにドア枚数を多くした車両。6両の固定編成。最混雑列車に充てられていた。本形式製造時は以後の高架軌道の車両をすべて多扉車で製造する案もあったが、市営地下鉄の相次ぐ開業による混雑緩和で最初で最後の多扉車となった。